黒崎 彰
版画家
黒崎 彰(Akira Kurosaki / 1937-2019)
黒崎彰は、戦後の日本現代版画界において、伝統的な「浮世絵」の技法を現代美術の文脈へと昇華させた、国際的に最も高く評価される作家の一人です。
1960年代後半から、それまでの自画・自刻・自摺(じが・じこく・じずり)という創作版画の概念を超え、職人的な高度な摺りの技術を駆使しながらも、極めて抽象的かつ幻想的な世界を構築しました。その功績は国内に留まらず、クラコフ国際版画ビエンナーレやリュブリャナ国際版画ビエンナーレなど、数々の国際展で最高賞を受賞。京都精華大学で後進の育成にも尽力し、日本の木版画を「世界のMokuhanga」へと押し上げた立役者と言えます。
