「版画」
北川民次 (版画家)
【北川民治「版画」- メキシコの風と生命の讃歌 -】
この度、メキシコの熱気と日本の心を融合させた孤高の画家、北川民治(1894-1989)による、希少な版画作品をご紹介いたします。 120部限定で制作されたうちの1点、エディションナンバー55番を刻む本作は、画家の温かなまなざしと生命への尽きることのない愛情が凝縮された、珠玉の逸品です。
メキシコの魂を宿す、力強い表現
20代でアメリカへ渡り、その後メキシコで約15年にわたり活動した北川民治。 現地では、革命後の壁画運動の熱気の中で、ディエゴ・リベラやフリーダ・カーロといった芸術家たちとも交流しました。彼の作品に一貫して流れるのは、メキシコの先住民や市井の人々への共感と、たくましく生きる生命への讃歌です。 本作に描かれた、ふくよかな女性が鳥と果実を慈しむように抱く姿は、まさにその象徴と言えるでしょう。太く、躍動感あふれる輪郭線と、大胆なデフォルメは北川作品の大きな特徴であり、観る者に強烈な印象を与えます。
モノクロームの奥深さと、空間に響く物語
絵寸は9.5×12cmという小ぶりなサイズながら、その画面からは豊かな物語が香り立ちます。モノクロームの版画であるからこそ、作家の描く線の力強さ、そしてモチーフ一つひとつのフォルムが際立ち、想像力をかきたてられます。背景に刻まれたリズミカルな曲線は、まるで生命のざわめきのようにも、あるいはメキシコの陽気な音楽のようにも感じられ、作品に深い奥行きを与えています。
希少性とコレクションの喜び
限定120部という希少性の高い本作は、美術品としての価値はもちろんのこと、所有する喜びを深く感じさせてくれる作品です。主張しすぎない洗練されたサイズ感は、書斎やリビング、寝室など、どんな空間にも自然に溶け込み、日常に芸術の彩りと知的な刺激をもたらしてくれるでしょう。
メキシコの大地が育んだ生命力と、日本人としての繊細な感性が見事に結実した北川民治の世界。この貴重な一枚を、ぜひお手元でご堪能ください。
サイズ:額寸h25.5×幅32㎝ 絵寸h9.5×幅12cm
リトグラフ
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