「草の苑」

結城素明(1875-1957)は、明治から昭和にかけて活躍した日本画家です。東京美術学校(現・東京藝術大学)において、川端玉章らに師事しました。

写生の重視: 伝統的な日本画の技法を受け継ぎつつ、自然をありのままに捉える「写生」を極めて重視しました。
革新的な活動: 鏑木清方らと共に「金鈴社」を結成。それまでの因習に捉われない、新時代の日本画を追求しました。
教育者としての功績: 母校である東京美術学校の教授を長年務め、多くの後進を育て上げました。帝展の審査員も歴任し、近代日本画壇の重鎮として知られています。

この作品は、素明が得意とした「写生」の深さと、洗練された「装飾性」が見事に融合した傑作といえます。

色彩の対比: 画面中央に配された桔梗(ききょう)の深い紺色が、秋の静謐な空気感を引き締めています。女郎花(おみなえし)の黄色や、ススキの繊細な線との色彩バランスが絶妙です。
生命の躍動: 足元に描かれた二羽の鶉は、羽毛の質感まで細かく描写されており、今にも動き出しそうな生命感に溢れています。静かな草花の中に「動」の要素を加えることで、画面に物語性が生まれています。
 結城素明は東京藝術大学の教授を務めた「本流」の画家であり、その確かな技術に裏打ちされた気品ある画風は、茶人や美術愛好家の間で高く評価されています。特にこのような季節感の豊かな花鳥画は、床の間を飾る掛軸として最も珍重されるジャンルの一つです。

 

サイズ:軸寸h218×幅w56㎝    絵寸h126×幅w42

素材:紙

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