難波田 龍起
洋画家
難波田 龍起(なんばた たつおき)
日本の抽象絵画を代表する画家の一人です。
プロフィール
生没年: 1904年 - 1997年
出身地: 北海道旭川市
経歴のポイント
初期: 戦前から活動を開始。当初はシュルレアリスム(超現実主義)の影響を受けた作品を制作しました。
戦後: 日本の抽象絵画の草分け的存在となります。「自由美術家協会」の創立に参加し、中心メンバーとして活躍。
作風: 生命感あふれる有機的な形と、詩的で豊かな色彩が特徴です。「交響」「対話」など、音楽や文学を思わせるタイトルでも知られます。
晩年: 同じく画家であった息子・難波田史男(ふみお)の早世後も、その作品と対話するように創作を続け、92歳で亡くなるまで生涯現役を貫きました。
戦後の日本美術界で、詩情豊かな独自の抽象画を確立したパイオニアであり、日本を代表する抒情的な抽象画家として高く評価されています。
